ツイッターよりサルベージ&リミックス㊿2011年11月04日(金)

楽曲への具体的な要望、いち意見としては「なるほど」といった感じ。     サブカルチャーとはカウンターカルチャーの事である。または何故「労働讃歌」はサブカルでもアンセムでもないのか? | 性格推しAVメーカー 性格良し子ちゃんオフィシャルブログ http://t.co/boHPX7C9

労働讃歌

労働讃歌

ただその前段としての「サブカルチャーカウンターカルチャーだったはず!」って話が、「それは10年前に聞いたなあ」ってのがあった気もして。もうメインもサブもないよねえ、飲んだのか飲まれたのかいずれにしても、って話はもうやってたよなあと。

10年前に買った本を引っ張り出してきた。  サブカルチャー世界遺産 2001年の書。この冒頭ですでに「サブカルチャーは死んだという自覚を持って『何だったのか』を問いかける内容にした」と。そこからさらに10年経って、はてどうなんだろと。

サブカルチャー世界遺産 (SPA!BOOKS)

サブカルチャー世界遺産 (SPA!BOOKS)

80年代〜00年の各ジャンルでの「サブカル的な作品」をピックアップしてるこの本。「最新」として、音楽で言えば椎名林檎・漫画で言えば20世紀少年・ゲームはシーマン・アニメはカウボーイビバップ・映画はバッファロー66とバトルロワイヤル・・・なんかゾワゾワっとするよねw

そして中森・みうら・赤田・町山・・・他にもおよそ連想しうる人物のインタビューないしコラムが載ってる。まあ先ほどの作品ピックアップのように各論としては異論もあるだろうけど、非常にざっくりと総論としては頷ける・ガイドと出来る内容だったなあ。これは今見ても。

その時点でもうカウンターとしてのサブカルチャーは死んだよね、という話は出てて。で各ジャンルそれぞれ自体が閉塞感を、「21世紀というバニシングポイントに向かってー!」みたいなところで終わってるが・・・。そこからさらに10年経ってはて?と。

だいたい「サブカル」という単語自体が、蔑称的なニュアンスにいつからかなったよね。でそれは今なおもちろん侮蔑的ニュアンスあるわけだけど、ただその“程度”がちょっと緩まってない?数年前はもっと、口にするのも憚られたレベルだったような・・・。気のせいかな。

ということは「モテキ」辺りが引き金となって、それはまだ幾分かとはいえ、「サブカル」が復権してもきてる?・・・だけどもそれは90年代を青春としてた人たちが諸々の決定権あるポジションになった、そんな年齢になった、ってだけかもなあ、なんて。