イシダドウロが語る「『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』に感じたこと」
2012年12月6日のジュンク堂上本町店に「藝人春秋」を買いに行った帰りの車中で、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」について語られていた。
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イシダ「そうそう、こないだ『ヱヴァQ』見てきました。…そう、行ったなら『見てきました』って言わないといけない感じあるよねまず(笑)」
「なんかこう感想をうまいこと言わないといけない感もある…だけどなんかもう、これに関してはそれがエスカレートしたのかな、『逆にもう何も言わないでおこう』になってるんじゃないかというか。いや、っていうのは、思ったほど感想が出てこないじゃない。アジなやつとかが。一時の『まどマギ』とかだったらここぞとばかり出てきたのに。でそれよりたくさんの人がもう見ただろうにね。」
「っていう、もうよっぽどのものしか言えませんよ、っていう状況の中で、はたして自分も何か物申せるかって考えるとなかなか難しくてねえ。うん、っていうかね、目を吊り上げてこう『大好きです!』っていうものでもない、ってのもあるわけですよ自分にとって。なんだけども見ちゃう…こういう感情から語らないといけなくてね。つまりその自分語りをたくさん含むことになっちゃう。まあお前はいつもそれ入るだろうが、って話なんだけども。」
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「それにしてもアレだよね。まずは表記をワヰウヱヲの『ヱ』にしないといけない問題をね。いや今さら?(笑)でも思っちゃったんだからしょうがない(笑)」
「っていうのは、ふと思ったんだけど、この字は今これにしか使わないわけじゃないですか恐らく。となると自分たち以上に、新聞とか雑誌とか活字メディアの人はどう思ってるんだろうと。」
「単純にめんどくさいのかなやっぱり。でもね、ひょっとしたら結構楽しんでるんじゃないかって。特に新聞なんてひょっとしたら大ベテランの人が打ち込んでるのかもしれないじゃない。『懐かしいな〜』とか言いながら。…いやいくらなんでもそれは古すぎるか(笑)」
「ただその…別にそれは今回初めて思ったわけじゃなくて、実は昔…そう、もう結構昔になるんだよな、よゐこが売れ始めたころに同じこと思ったわけですよ。」
「当時実はよゐこが結構好きだったんだよね。…『だった』ってのも変だけど(笑)そうそう『ウリナリ』の総選挙も投票したんだよなあ(笑)」
「でそれよりも前、だんだん売れてくるころ。『ヤングタウン』聴いてたころ。あの番組にも出たこの番組にも出たってのをその『ヤンタン』で聴いたりしながら、その売れていく感じにグッときてたわけですよ。それで、新聞のラテ欄にこう『よゐこ』って出るようにもなる…おおー、これってよゐこのためだけに『ゐ』って字を打たされてるんだろうなと。それもまたすげえなあと。」
「ただそこでね、いやめんどくさくなくて案外『ほー懐かしいな』とか言いながらやってんじゃないかって思いもしたのね。いやそれは、よゐこによってもう昔に終わったことをもう一回やらせてるってのもアツいけども、よゐこのこれを打つことで、新聞のベテランの年いった人も、『ほうこういうのがいるのか』って覚えたりするんじゃないかって。…あれだな、ちょっと妄想ヒドイか(笑)」
「そのころ…もう15年以上とか前だったら、そのベテランさんもいたのかなとか。あるいは今でもひょっとしたら…」
「どうなんだろうね。ただ『ゐ』と違ってさらにカタカナで…ただただ面倒くせーって感じかな。こういうアニメとか好きな奴らはまったく…みたいなね。」
と語っていた。